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【マレーシア】マレーシア航空、1Qの売上高は2%増[運輸](2019/06/17)

マレーシア航空は14日、2019年第1四半期(1~3月期)の売上高が前年同期比で2%上昇したと発表した。国際線・国内線を合わせた供給座席数が同8%増加したことによる有効座席キロ(ASK)の増加が寄与した。搭乗者数は5%増の338万人だった。

座席の販売状況を表す有償座席利用率(ロードファクター)は、供給座席数を増やしたため横ばいの75.2%。旅客1人に対する1キロメートル当たりの収入単価は0.1セン増の22.7セン(約6円)、定時運航率は10ポイント上昇し86%だった。手荷物の預け入れや事前座席指定サービスの有無を顧客が選択できるよう料金体系の柔軟性を高めたことで、付随サービス運賃による収入が23%増加した。

イズハム・イスマイル最高経営責任者(CEO)は、今期の見通しについて「第1四半期は業績が改善したものの、引き続き厳しい状況が続く」と指摘し、今年度中の黒字化は予想していないとコメントした。国内線を含む域内路線での供給増による競争激化に加えて、米中貿易摩擦による不確実性に対する懸念が残ると説明した。

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