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【タイ】日産、EV充電器設置で台湾系デルタを選定[車両](2019/05/23)

タイ日産自動車は、デルタ・エレクトロニクス(タイランド)をEV充電設備の設置業者に選定した=21日(タイ日産自動車提供)

タイ日産自動車は、デルタ・エレクトロニクス(タイランド)をEV充電設備の設置業者に選定した=21日(タイ日産自動車提供)

タイ日産自動車(NMT)は21日、電気自動車(EV)「リーフ」の充電設備の設置業者として、台湾の電源設備大手、台達電子工業(デルタ)のタイ法人、デルタ・エレクトロニクス(タイランド)を選定したと発表した。デルタがリーフ向けの充電設備の供給や設置などを担当する。

デルタ製のAC充電器(出力7.36キロワット=kW)と急速充電向けのDC充電器(50kW)を、タイ国内でリーフを販売する32のディーラーで取り扱う。充電器の価格は4万5,000バーツ(約15万6,000円)。デルタは充電設備を設置する場所の調査や設置作業、アフターサービスを手掛ける。3年間の保証付きで、保証期間中は無料で充電器を交換する。

NMTは、タイで今月にリーフの納車を開始。4月にNMTの社長に就任したラメッシュ・ナラシンハン氏は、「デルタとの提携によって、リーフのオーナーが自宅や仕事場などで必要な時に、電力効率の高い充電ステーションにアクセスできる体制を強化する」と述べた。

NMTは昨年8月、家庭用のEV充電設備の普及を目指し、首都電力公団(MEA)と設備開発のノウハウを研究する旨の覚書を締結。研究結果を踏まえ、EV充電設備の設置業者を選定するとしていた。

タイでは政府が2036年までにEVを120万台普及させる目標を打ち出している。

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