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【台湾】ホンダ、人気SUV「HR―V」をリニューアル[車両](2019/05/15)

新しくなった「HR―V」を紹介する台湾本田の伊藤隆人董事長(左)と、屏東県で生産を担う台湾本田汽車の山添直樹総経理=14日、台北(NNA撮影)

新しくなった「HR―V」を紹介する台湾本田の伊藤隆人董事長(左)と、屏東県で生産を担う台湾本田汽車の山添直樹総経理=14日、台北(NNA撮影)

ホンダの台湾法人、台湾本田は14日、人気の小型多目的スポーツ車(SUV)「HR―V(日本名・ヴェゼル)」のモデルチェンジ車を発売すると発表した。販売台数は年間1万2,000台を見込む。

衝突時の衝撃(G)をコントロールするホンダ独自の衝突安全技術「G―CON」をはじめ車体の安全機能をこれまで以上に高めたほか、LEDライトなどを一新し、外観もより新しいイメージに変えた。グレード別の価格は「VTi-S」が77万7,000台湾元(約274万円)、「S」が84万元で、従来モデルよりそれぞれ1万2,000元と9,000元引き下げた。5月18日から台湾各地の販売店ホンダカーズで展示と試乗を開始する。台湾本田は「2万元に相当する機能を新たに付ける一方で価格を求めやすくした」とアピールした。

台湾本田の伊藤隆人董事長は、台北市内で開かれた発表会でNNAに対し、「HR―V」のモデルチェンジ車投入を機に、今年の販売へのテコ入れを図っていく考えを強調。また、トヨタがセダン「カローラ・アルティス」のモデルチェンジ車を発売するなど他社が新モデルを投入していることにも触れ、「消費者の目が新車に向き、市場全体が盛り上がることを期待したい」と述べた。

HR―Vは2016年10月に台湾で発売されると瞬く間に人気車となり、同じくSUVの「CR―V」とともに、台湾本田の業績をけん引している。また、台湾のSUV市場全体を盛り上げる役割も果たしている。

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