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【ミャンマー】イオン、大型ハイパーマーケットを開業[商業](2019/05/10)

イオンのミャンマー現地合弁会社「イオンオレンジ」は10日、同社として国内で初めてのハイパーマーケットを最大都市ヤンゴンで開店する。既に食品を中心とするスーパーマーケット14店舗を展開しているが、今後は家電売り場や飲食スペースも備えた大型のハイパーマーケット業態の店を増やし、競争力を高める。

イオンオレンジ初のハイパーマーケットは、ヤンゴン南東部のタンリン郡区に立地し、売り場面積は既存店の約3倍に相当する約2,800平方メートル。スーパーマーケットでは販売していない衣料品をはじめ、日用品や生活雑貨などを含む1万点以上の商品を備え、品目数も1.5倍に増やした。

■家電売り場や飲食スペースも

ヤンゴン近郊で最大規模となる約200平方メートルの家電売り場があり、普及が進んでいる洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどを販売する。家電売り場には、グループのイオンマイクロファイナンスミャンマーのカウンターも設け、その場で割賦払いの手続きができるようになる。

また、イオンオレンジ店舗で初めてのオープンキッチン型デリカテッセンを配置。72席の飲食スペースを併設し、購入した商品をその場で食べられる。この先、地場ベーカリーも開業する予定だ。駐車場は、乗用車36台分、バイク44台分となる。

イオンオレンジの管理担当者である磯崎正康氏は「ミャンマーでは近代小売りがまだまだ不足しており、出店余地は大きい」と話す。

イオンは現在、ヤンゴンと第2の都市マンダレーで展開するスーパーマーケット、今回オープンしたハイパーマーケットに加え、ショッピングセンターの開業を目指し、用地選定を進めている。

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