【マレーシア】EC利用都市、クアラルンプールが上位入り[商業](2019/05/14)

アジアの主要都市における電子商取引(EC)の利用率で、マレーシアの首都クアラルンプール(KL)がアジアの上位12都市に入ったことが市場調査・コンサルティングのYCPソリディアンスの調査で明らかになった。スター(電子版)が13日に伝えた。

YCPソリディアンスの報告書「アジアの上位EC都市」によると、EC浸透率が高い都市の条件として、◇物流・配送インフラの整備◇決済手段としてのオンラインバンキングの高い利用率◇政府からの支援――を上げている。その中で、KLのインターネット利用率は86%、スマートフォンの利用率は96%に達し、オンラインバンキングの利用率も85%となっている。インターネット利用率ではシンガポール(81%)、ジャカルタ(72%)を上回り、オンラインバンキングは、他の東南アジア都市と比較し、シンガポール(同98%)に続く利用率の高さとなっている。

YCPソリディアンスは「KL首都圏の人口はおよそ740万人おり、小売市場の規模は114億米ドル(約1兆2,426億円)に達する。物流に必要な道路の整備や輸送用トラック台数も十分確保されており、政府も積極的にEC産業の集積拠点と位置づけるデジタル自由貿易区(DFTZ、スランゴール州セパン)の開発を推進している」と指摘し、KLがECの浸透率で上位となる条件をそろえていると説明した。

その上で「高い物流コストと低いクレジットカード浸透率に加え、商品とキャッシュレス決済への信頼性の低さが、今後の課題になってくる」と提言した。

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