【韓国】現代エレベーター、利川工場をSKに売却[製造](2019/05/07)
韓国の現代エレベーターは2日に開いた理事会で、京畿道利川市にある本社と工場を忠清北道忠州市に移転することを決めた。利川市の本社と工場は2,050億ウォン(約195億円)で、半導体大手のSKハイニックスに売却する。
利川市には旧現代グループ各社が工場を置いていため、現代エレベーターと、現代電子を母体とするSKハイニックスの工場もそれらの工場の隣接地にある。報道によると、SKハイニックスは長期的に工場増設を計画しているものの、利川市では工場用地の新規取得が制限されていることから今回の買収を決めたとみられる。
現代エレベーターの利川工場は1985年に操業を開始し、近年は設備が老朽化していた。同社は移転先の忠州第5産業団地を305億2,587万ウォンで取得。新工場はモノのインターネット(IoT)やビッグデータの技術を利用した先端工場とし、年間2万5,000台のエレベーターを生産する計画だ。