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【シンガポール】隈研吾氏が最終候補5者に、湾岸部東の公園[建設](2019/05/03)

シンガポールの国家遺産庁(NHB)は2日、湾岸部ベイ・イースト・ガーデンに整備する公園・施設「ファウンダーズ・メモリアル」の設計に関する国際コンペで、日本の隈研吾建築都市設計事務所を含む5者を最終候補者に選んだと発表した。世界中から集まった193件の応募者の中から選出した。

ファウンダーズ・メモリアルは、第2次世界大戦後の建国者らの功績を記念する施設で、公園と展示施設から成る。最寄り駅として、今年から段階的に開業する予定のMRT(地下鉄・高架鉄道)トムソン・イーストコースト線(TEL)のファウンダーズ・メモリアル駅も建設する。

最終候補者に選ばれたのは、◇隈研吾建築都市設計事務所◇シンガポールのDPアーキテクツ◇上海系の8DGEデザイン◇オーストラリアのコックス・アーキテクチャー◇同ジョンソン・ピルトン・ウォーカー――の5者。外国勢は2次選考以降はシンガポールの設計事務所などとの連携が必須となる。

隈研吾建設都市設計事務所はシンガポールのK2LDアーキテクツと組んで1次選考に応募した。隈研吾氏は、東京五輪・パラリンピックのメインスタジアム、新国立競技場の設計などで知られている。

NHBは今年末にかけて最終選考となる2次選考を実施し、5者からより詳細な設計案を募る。結果は来年2月までに発表する。

ファウンダーズ・メモリアルの建設は2027年に完了予定。年間100万人の来場を見込んでいる。

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