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【韓国】3月ICT輸出16.3%減、全分野でマイナス[IT](2019/04/23)

韓国産業通商資源省が22日発表した2019年3月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額(速報値)は、158億5,000万米ドル(約1兆7,700億円)と、前年同月に比べ16.3%減少した。中国経済の減速などが響き、全分野でマイナスとなった。

輸出額を品目別に見ると、「半導体」は16.9%減の91億3,000万米ドル。米国向けが77.0%伸びたものの、輸出全体の6割を占める中国向け(香港含む、21.2%減)が低迷し、4カ月連続で前年同月を下回った。メモリー半導体は65億4,000万米ドルと18.6%減、システムLSI(大規模集積回路)も20億米ドルと9.9%減った。

「ディスプレー」は22.4%減の17億1,000万米ドルだった。パネル単価の下落が著しい液晶が37.0%落ち込んだ。有機ELもスマホ需要の鈍化などで6.9%減少した。

「携帯電話(部品含む)」は33.0%減の9億1,000万ウォン。スマホ部品の海外現地調達が進んだことなどが影響した。「パソコン(PC)と周辺機器」も、周辺機器が48.7%減り全体で36.8%減の6億9,000万米ドルとなった。

輸出先で見ると、中国(香港を含む)が21.6%減の80億9,000万米ドルと大きく落とした。日本も半導体が振るわず18.0%減の3億5,000万米ドルだった。

輸入額は91億9,000万米ドルと1.4%増加。日本からの調達は15.5%減の8億8,000万米ドルだった。全体の貿易収支は65億5,000万米ドルの黒字となった。

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