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【韓国】サムスン営業益6割減、メモリー不振で[IT](2019/05/02)

サムスン電子が4月30日発表した2019年1~3月期の連結決算(確定値)によると、本業のもうけを示す営業利益は6兆2,300億ウォン(約6,000億円)と前年同期比で60.2%急減した。稼ぎ頭である半導体メモリー市況の悪化やディスプレー価格の下落などが響き、16年7~9月期(5兆2,000億ウォン)以来の低水準にとどまった。

売上高は13.5%減の52兆4,000億ウォン。主力の半導体部門の営業利益は64.3%減の4兆1,200億ウォンと、過去最高を記録した18年7~9月期の13兆6,500億ウォンと比べ3分の1以下だった。半導体と同じデバイスソリューション(DS)部門傘下のディスプレー事業は、5,600億ウォンの営業赤字を記録した。同事業がマイナスとなるのは2016年1~3月期以来。

IM(モバイル・通信)部門の営業利益は2兆2,700億ウォンで、前四半期(1兆5,100億ウォン)比では50.3%増となったが、前年同期比では40%減と本格回復には至っていない。消費者家電(CE)部門は、超大型テレビなどプレミアム製品が好調を維持し、5,400億ウォンの営業利益を出した。

サムスン電子はこのほど、半導体を受託生産するファウンドリー事業に2030年までに計133兆ウォンを投じると発表。巨額投資で非メモリー部門の強化を本格化する方針を示している。

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