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【タイ】クラウドエースが現地法人設立[IT](2019/05/08)

米IT大手グーグルのクラウドサービスを代理提供するクラウドエース(東京都千代田区)は7日、経営や不動産コンサルティング事業などを手掛ける山田コンサルティンググループなどと合弁で、タイに日本と同名の現地法人クラウドエースを設立したと発表した。アジア太平洋地域でサービス拡大し、2020年までにタイ事業の年商を2億5,000万円にすることを目指す。

新会社は、3月13日に事業許可を取得し、バンコクのラチャダピセーク通りにある「コラムタワー」24階に開設した。従業員は5人。グーグルがクラウド上で提供するサービス「グーグル・クラウド・プラットフォーム(GCP)」の利用拡大に向けた顧客営業や、技術者の育成、自社開発した人工知能(AI)・機械学習の総合プラットフォーム「GennAI(ゲンナイ)」の提供など、日本国内と同様の事業を展開する。

資本金は200万バーツ(約690万円)。クラウドエースのグループ会社、吉積ホールディングスが49%、山田コンサルティンググループのタイ法人、YCキャピタルが48%、タイ企業の東洋ビジネスキャピタルが3%を出資した。東洋ビジネスキャピタルは、山田ビジネスコンサルティングが業務提携しているタイ企業の東洋ビジネスサービスの関連会社。

クラウドエースによると、タイでは政府の産業高度化政策「タイランド4.0」や、スマートフォンの普及によるデータ通信量の増加で、政府機関や自治体、大手企業を中心にクラウドサービスの需要拡大が見込まれるという。

同社は、タイのほか、ベトナム、シンガポール、インドネシア、台湾に海外拠点がある。

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