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【シンガポール】牧野フライス、海外初のスマート工場開所[製造](2019/04/12)

産業用工作機械メーカー、牧野フライス製作所のシンガポール現地法人でアジア事業を統括するマキノ・アジアは11日、西部ジュークーン地区で、生産性向上を高めるスマートファクトリー化した生産拠点を開所した。海外に同様の拠点を設けるのは初めて。業務のデジタル化を進める経営戦略の一環となる。

既存の生産工場の一部をスマート化したほか、最新製造設備を備えた新工場も開設した。モノのインターネット(IoT)技術を活用して生産の自動化を図る「インダストリアルIoT(IIoT)」などを導入し、生産性の向上を図る。年間発電量が約2,400メガワット時(MWh)の太陽光発電パネルも設置し、工場の省エネ化を進める。

海外ではシンガポールやインドなどに生産拠点を持つ。特にシンガポールを主要生産拠点と位置付けており、マシニングセンターやワイヤ放電加工機などを製造している。

マキノ・アジアは、5カ年計画の下で1億Sドル(約82億円)を投じて業務のデジタル化を進めている。今回のスマートファクトリー化もこの一環となる。

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