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【香港】広深港高鉄の乗客数、1日5.5万人止まり[運輸](2019/04/10)

香港政府運輸・住宅局はこのほど、香港―深セン―広州を結ぶ高速鉄道「広深港高鉄」の香港区間の乗客数が、開通した昨年9月23日から今年2月末までの1日当たり平均で5万4,805人(延べ人数、以下同じ)だったと明らかにした。政府が定める乗客数予測(1日当たり8万100人)を3割以上下回る。9日付香港経済日報などが伝えた。

開通後159日のうち、1日の乗客数が8万人を超えたのは9日間にとどまった。開通以来の乗客数は約871万人。

広深港高鉄の利用は中国本土住民や外国人が大半を占めた。香港市民による広深港高鉄の利用を見ると、香港市民が香港発の便の乗客数全体に占める割合は32%、本土側発香港着は28%だった。

広深港高鉄香港区間の対象となる本土側6駅(福田、深セン北、光明城、虎門、慶盛、広州南)で売り出される短距離向け(広州南駅―香港・西九龍駅間)乗車券は1日当たり平均で4万4,270枚。長距離向け乗車券は1万810枚だった。短距離のうち、金曜日~日曜日の平均販売枚数は5万3,430枚で、月曜日~木曜日の平均(3万7,560枚)を4割以上上回った。

短距離向けの販売枚数を駅別に見ると、深セン北駅は1万6,030枚で最多。以下は広州南駅(1万5,920枚)、福田駅(1万70枚)と続いた。慶盛駅は60枚と最少で、停車する便の少なさが響いているようだ。光明城駅も280枚のみ。

一方、香港と本土を結ぶ在来線「広九直通車」(九龍ホンハム駅―広州東駅)の1日当たり平均の乗客数は昨年9月23日から今年2月末までの間、7,700人となり、前年同期に比べ3割落ち込んだ。香港政府は広九直通車の減便を本土側当局などと検討しているという。

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