【台湾】鹿児島銀が台北事務所、地銀3行目[金融](2019/04/09)

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鹿児島銀行は8日、台北市信義区のオフィスビル「交易広場」に駐在員事務所を開設した。取引先企業の台湾進出のサポートや農畜産物の輸出入促進などを手掛けるのが目的。同行の海外駐在員事務所の設立は上海に続いて2カ所目、日本の地方銀行が台湾に事務所を設けるのは3行目となる。

開所に立ち会った同行の上村基宏頭取は台湾市場について、「東南アジアへの発展の足掛かりになる重要な市場」と強調。新事務所の業務内容については「まずは取引先企業の台湾進出をサポートしたい」と述べた。企業からの貿易相談件数は台湾がトップだと指摘した上で、「米中貿易摩擦などもあり、これから進出企業は増えていくだろう」と予測。現在は3人のスタッフを将来的に、約10人に増やす考えがあることも明らかにした。

上村頭取はまた、鹿児島県が生産量で全国1位を占めるものも少なくない農畜産物の輸出入を促進していく方針も表明。とりわけ、台湾政府が17年に日本からの輸入を解禁した牛肉については、「台湾産に比べ品質が高く、輸出を伸ばすことができる」との見方を示した。このほか、観光客の誘致を図る取り組みも率先して行っていくという。

上海事務所が手掛ける業務との違いについては、「上海は情報収集や顧客のアテンダントにやや偏っていた。台湾ではさまざまなビジネスを銀行主導で手掛けていきたい」と話した。今後の海外展開については、5年ほど先にベトナム、タイ、シンガポール、インドネシアなどに事務所を開設することを視野に入れていると明らかにした。

同日夜には事務所設立記念パーティーが台北市内のホテルで開かれた。パーティーでは金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄・主任委員(閣僚級)が挨拶し、「鹿児島銀行の駐在員事務所設立で鹿児島と台湾の経済交流がさらに発展することが期待される」などと述べた。

パーティーにはこのほか、日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹夫代表や作家の金美齢氏などの来賓、また日系企業や台湾企業の関係者らが多数参加した。

設立記念パーティーでスピーチする鹿児島銀行の上村基宏頭取=8日、台北(NNA撮影)

設立記念パーティーでスピーチする鹿児島銀行の上村基宏頭取=8日、台北(NNA撮影)

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