【フィリピン】20~30年の建設支出276兆円に、行程表発表[建設](2019/04/03)

フィリピンの貿易産業省はこのほど、傘下のフィリピン建設産業庁(CIAP)を通じて、2020~30年の建設業行程表(ロードマップ)を発表した。10年間の建設支出額を130兆ペソ(約275兆6,000億円)と、18年単年の2兆3,000億ペソに比べ大幅に引き上げる目標を掲げる。政府の大規模インフラ整備計画「ビルド・ビルド・ビルド」を補完するとしている。

ロードマップは、CIAPとフィリピン建設業者協会(PCA)が策定し、3月28日に発表した。ロペス貿易産業相は1日付の声明で、「建設支出額は、行程表がない場合の予測値である43兆ペソの3倍になる。行程表の実行で、建設業界の雇用者数は18年時点の400万人から、30年までに300万人純増し、700万人になる見込みだ」と説明した。

行程表には、業界全体で人工知能(AI)の活用を促していく方針が盛り込まれた。機械学習(マシンラーニング)により納期の管理や設計ミスの修正を容易にするなど、業界全体の効率を引き上げる。将来的には、建設業向けのAIシステムを設計・生産し、輸出することを目指すという。

国家予算の5%以上をインフラ支出に充てる政府方針に基づき、向こう30年間のインフラ基本計画(マスタープラン)を含む長期的なインフラ開発を法案化する方針も盛り込んだ。

また、国内に推定で3万~4万5,000社ある未許可の建設業者を、安全性や人材育成に関する法令を順守する企業にすることも目指す。

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