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【中国】AD課税を延長、台印産のノニルフェノール[化学](2019/03/29)

中国商務省は28日、インドと台湾を原産地とする化学品のノニルフェノールに対して実施している反ダンピング(不当廉売、AD)関税措置を延長すると発表した。期間は29日から5年間。

関税番号の29071310に分類される品目が対象で、AD税率は従来通りインド産が12.22~20.38%、台湾産が4.08~20.38%となる。AD関税措置を終了した場合、ダンピングによる損害が継続または再発する可能性があると判断した。

同措置は2007年3月から開始し、13年3月に5年間の延長を行った。18年3月に2度目の期限を迎えるに際し、業界から商務省に見直し調査(サンセットレビュー)の実施が申請され、同省は課税を継続するかどうかを決める調査を1年間にわたり実施していた。

ノニルフェノールはゴム向けの老化防止剤、酸化防止剤の原料などとして使用される。

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