【中国】アキレス、仏山市に製造子会社新設[車両](2019/03/28)
アキレスは27日、自動車用内装材などの製販を手掛ける全額出資子会社、阿基里斯(仏山)を広東省仏山市に新設すると発表した。同社の中国での製造拠点としては、江蘇省昆山市に続く2拠点目となる。設立は来月を予定している。
子会社の資本金は、設立時は1億5,000万元(約25億円)とし、その後段階的に増資を実施して、2020年9月までに3億元に引き上げる計画だ。自動車用のほか、鉄道車両および航空機用内装材の製販も手掛ける。本格稼働は21年を予定しており、23年には年間売上高2億元を目指すとしている。
アキレスは、中国自動車市場は今後も高い成長が見込めるとして、子会社新設を決めた。また、仏山市がある華南地域は東南アジアにも近いことから、東南アジアへの販路拡大も計画している。さらに、中国は航空機市場も高い成長が見込まれるほか、世界最大の鉄道車両生産地でもあることから、こうした需要の取り込みも図る構えだ。