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【インド】ジェット、国際線13路線の運航一時停止[運輸](2019/03/25)

インドの民間航空会社ジェット・エアウェイズが、国際線13路線について、4月末までの運航停止を決めた。機材不足が原因とみられる。PTI通信などが23日に伝えた。

消息筋によると、運航停止が決まったのはデリー―アブダビ、デリー―ダッカ、デリー―香港、ベンガルール(バンガロール)―シンガポール、ムンバイ―アブダビ、ムンバイ―香港、コルカタ―ダッカなどの各路線。他にデリー・ムンバイの2都市からカトマンズ、バンコク向けなどの路線が大幅な減便となる。

ジェットは経営難に陥っており、リース料の滞納による機材の運用停止が相次いでいる。22日夜には、新たに7機の運用停止が発表された。ジェットは119機の機材を保有していたが、現在の運航機材はわずか30機前後にとどまっている。

ジェットについては、融資団が創業者のナレシュ・ゴヤル氏を含めた現在の経営陣に退任を求めた上で、タタ・グループとの協議を再開するとの情報もある。タタが合弁で立ち上げたビスタラ航空とマレーシア系のエアアジア・インディアは国際線の運航に着手する見通しで、融資団としては、海外の空港の発着枠を含めてジェットの運営をタタに引き継がせたいとの思惑があるようだ。

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