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【インドネシア】潤滑油ラボが開所、国内基準の取得義務化で[製造](2019/03/20)

潤滑油の試験ラボラトリーの開所を祝い、テープカットするアイルランガ産業相(前列中央)=18日、西ジャワ州(同省提供)

潤滑油の試験ラボラトリーの開所を祝い、テープカットするアイルランガ産業相(前列中央)=18日、西ジャワ州(同省提供)

インドネシア産業省は18日、国営検査会社サーベイヤー・インドネシアが同日、西ジャワ州ボゴール県スントゥールに潤滑油の試験ラボラトリーを開所したと発表した。9月から国内で流通する全ての潤滑油は国内基準(SNI)の取得が義務化されることが背景にある。

開所式に出席したアイルランガ産業相によると、ラボラトリーの開設までにかかった費用は580億ルピア(約4億5,400万円)。「ラボの開所でSNI取得の義務化が円滑に進められる。産業の競争力強化や、粗悪品の排除による消費者保護にもつながる」と話した。国内の潤滑油の年産能力は現在200万リットルという。

潤滑油に対するSNI取得の義務化は、昨年9月に公布した産業相令『2018年第25号』で規定された。SNI認証使用製品証明書(SPPT)は、国家認定委員会(KAN)が指定した製品認証機関(LSPro)が発行する。外資系企業に対しては、輸入業者にインドネシア企業を指名することが義務付けられる。

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