【シンガポール】ラッフルズメディカル、専門医棟を正式開業[医薬](2019/03/14)
シンガポールの医療サービス大手ラッフルズ・メディカル・グループは12日、専門医を集めた新施設「ラッフルズスペシャリストセンター」を正式に開業した。16の外来専門医センターが入居。これに伴い、隣接する総合病院ラッフルズホスピタルの病床数も拡大した。
ラッフルズスペシャリストセンターは昨年1月からすでに営業を開始しており、がん、糖尿病、心臓、神経外科、疼(とう)痛管理(鎮痛を専門とするケア)などのセンターがある。これまでラッフルズホスピタル内に構えていたセンターが移転したほか、新たに乳腺外科と血管外科の2つの専門センターも設置された。
新施設の開業に伴い、ラッフルズホスピタルでは10階と13階を改装し、入院患者向けの病床エリアを拡大した。13階は保健省の緊急医療連携スキームに基づく緊急患者受け入れ用の病室となる。政府から補助金が下りるため、患者は公営病院と同程度の料金で治療を受けられる。一方、10階には全64床を用意。2人室、4人室に加え、スイートルームを43部屋、1泊5,888Sドル(約48万4,000円)のプレジデンシャル・スイートを1部屋設けた。
在シンガポール日本人が多く利用するラッフルズジャパニーズクリニックは、引き続きラッフルズホスピタル内に置かれる。