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【マレーシア】高級マンゴー、酷暑で収穫量減の可能性も[農水](2019/03/13)

マレーシアで少なくとも4月まで続くと見られる酷暑により、北部プルリス州が独占生産する高級マンゴー「ハルマニス」の収穫量が減少する可能性が出ている。12日付スターが伝えた。

プルリス農業局の担当者によると、マンゴーの栽培に適した気温は31~32℃だが、州内は連日、午後になると36℃まで上昇している。加えて、1月に降雨を2回記録して以降雨が降らず、乾燥した状態が続いているという。このため3万5,000本あるハルマニスの木が過酷な環境におかれ、昨年750トンだった収穫量が減少すると予測している。

農家の男性(35)は「酷暑で生育に時間が掛かり、収穫時期が7~8月まで延びるだろう」と話した。例年の収穫シーズンは4~6月。

一方、地下水を引いてハルマニスを栽培する男性は、栽培する900本の木は影響を受けていないと証言。高温によって発育が良く、昨年と比較して5割増の収穫量が期待できるという。

ハルマニスは毎年4~6月の1シーズンしか手に入らない希少性と、その味の良さから人気があり、国産の最高級マンゴーとして知られる。価格は1キロ当たり40リンギ(約1,090円)。シンガポールや台湾、日本などにも輸出され、日本では同2,700円程度で販売されている。

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