【マレーシア】プラ製ストロー、「毎日使用」が2割超[社会](2019/03/11)
マレーシアの首都クアラルンプールを中心に段階的にプラスチック製ストローの使用が制限される中、プラ製ストローを毎日使う人が全体の2割を超えることが分かった。10日付スターが伝えた。
英市場調査会社ユーガブ(YouGov)の調査(回答者数1,013人)によれば、ストローの利用頻度について「1日1回」が12%、「1日に複数回」が10%だった。「1週間に複数回」(回答率31%)、「週1回」(同13%)を合わせると、7割近い人が毎週、プラ製ストローを使っていることになる。使用頻度が少ない人は、「2~3週間に1回」が8%、「月1回」が8%、「月1回以下」が15%だった。
再利用できるストローを持っている人は全体の25%。一方、「持つ必要はない」と回答した人は32%に達した。「持ち運びが不便」だと考える人は27%だった。ユーガブによると、再利用のストローに最も関心が高い層は「35~44歳の大卒」だという。
プラスチック袋の使用頻度に関しては、買い物をする時に「袋の利用を時々断る」が67%で最も多く、「いつも断る」が21%、「いつも利用する」が12%だった。
環境問題対策を主導すべき団体を訪ねると、「政府」が44%で最多。「消費者」が37%、「非政府組織(NGO)」が10%、「企業」が9%で続いた。
マレーシアでは、連邦直轄区のクアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアンとジョホール州、サラワク州(東マレーシア)などでプラスチック製品の利用を段階的に制限する動きが広まっている。連邦直轄区では、2020年1月からプラ製ストローの使用を禁止する。