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【ベトナム】ビンファスト、1台目のSUVをラインオフ[車両](2019/03/08)

ベトナムのコングロマリット(複合企業)ベトナム投資グループ(ビングループ)傘下で初の国産車メーカーとなるビンファストは6日、スポーツタイプ多目的車(SUV)「LUX SA2.0」の1台目をラインオフしたと発表した。大量生産の前段階となる試験生産に向けて、すべての生産段階の稼働を確認したという。

試走は北部ハイフォン市の同社工場敷地内で実施した。「LUX SA2.0」は排気量2000cc、228馬力のDOHC4気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、トランスミッションは独ZF製8速オートマチックを採用。アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)やブレーキ・アシスト(BA)、電子制御制動力配分システム(EBD)、横滑り防止装置(ESC)といった安全装置を装備しているという。

ビンファストは「自動車業界に参入して18カ月で、稼働に向けたすべての準備を終えた」とコメントした。同社の工場では塗装の工程で79台の全自動ロボットが使用されている。塗装とプレスを除いた工程では、1,200台ほどのロボットが使用されている。

試験生産の段階では、オーストリアやオーストラリア、韓国などの国に完成車を輸送し、品質検査を実施する計画で、欧州基準の承認を目指す。小型車「ファディル」や「LUX」の出荷は、今年第2~3四半期(4~9月)になる予定。

ビンファストは6日、1台目のSUV「LUX SA2.0」をラインオフしたと発表した(同社提供)

ビンファストは6日、1台目のSUV「LUX SA2.0」をラインオフしたと発表した(同社提供)

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