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【韓国】ロッテと新世界、EC事業に本腰[商業](2019/03/05)

韓国小売り大手の新世界とロッテが電子商取引(EC)事業に本腰を入れ始めた。実店舗で培ったノウハウを生かし、市場の拡大が続くEC事業を新たな成長の柱に据える狙いだ。4日付電子新聞が伝えた。

ロッテグループは昨年8月、ロッテショッピングに「eコマース事業本部」を新設した。今月末には、一度ログインすればグループ傘下の小売り7社のサービスを利用できるモバイルアプリを発表する予定。別のアプリを開かなくても画面を切り替えるだけで、より多くの商品情報を得られるという。

ロッテの2018年のEC取引は8兆5,000億ウォン(約8,500億円)と過去最大を記録した。EC事業者ではイーベイコリア、クーパン、11番街に次いで4位。今年の取引は10兆ウォン超も期待される。

一方、新世界グループは1日、ECブランド「SSG.COM」を新会社として正式に発足させた。今年の取引目標額は前年比29.1%増の3兆1,000億ウォンに設定。23年には10兆ウォン達成を目指す。注文量全体の8割を占める首都圏の配送を効率化するため、今年下期に3つ目の専用センターを構築する。

韓国のEC市場は18年に約112兆ウォンに拡大し、今年は130兆ウォン台に上ると予想される。取扱品も生鮮食品、旅行などのサービスへと広がっている。

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