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【マレーシア】財務相、19年の税収1500億リンギは達成可能[経済](2019/03/04)

マレーシアのリム・グアンエン財務相は1日、予算案で見込んだ2019年度の税収1,500億リンギ(約4兆1,100億円)は達成可能だと述べた。昨年発表したタックス・アムネスティ制度(租税特赦)が奏功し、徴税作業が順調に進んでいることをアピールした。2日付スターが伝えた。

リム財務相は、2月21日時点で「特別自己申告プログラム(SVDP)」を活用した納税者が20万人を超え、SVDPによる追徴課税分が13億600万リンギに達したことを明らかにした。内国歳入庁(IRB)は昨年11月、SVDPを導入し、対象となる納税者に対して、1回限りの時限措置としてSVDPの利用を促し、公正な税申告を呼び掛けた。期限は今年6月末まで。

IRBのサビン・サミター長官は、「(公式の)税収入目標は1,470億リンギ以上で、内部での目標値は1,500億リンギだ」と話した。18年の税入は、前年比11.1%増の1,370億4,000万リンギだった。

加えてサビン長官は、2月22日までに、マレーシア人がシンガポール、香港、インド、オーストラリアなどの57カ国・地域に保有する銀行口座、45万5,732件について、各国の機関と協力して詳細を把握したと説明した。

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