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【シンガポール】レイザーペイ、試用版の限定提供開始[IT](2019/03/04)

ゲーム用周辺機器メーカー大手の米レイザー(Razer)は2月28日、同社の電子決済システム「レイザーペイ」の試用版についてシンガポールで限定的な提供を開始した。

試用版サービスの使用を希望する同社機器の利用者らを対象に、レイザーペイ専用サイトで登録申請を受け付ける。申請者には、数日後にアプリのログインに必要なアクセスコードがテキストメッセージで送られる仕組みだ。

これに合わせてレイザーは同日、地場決済ソリューションのFOMOペイとシンガポールでのレイザーペイ事業拡大で提携すると発表した。FOMOは電子決済会社や金融機関と店舗をつなぐ事業者「アクワイアラー」として、小売店へのレイザーペイ導入を支援する。FOMOの電子決済ソリューションは国内4,000以上の小売店で利用されており、今回の提携を機にこれらの店舗で段階的にレイザーペイが使用できるようになる。

提携の第1弾として、新聞・出版大手シンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)が展開するコンビニエンスストア「Buzz(バズ)」と米ドーナツチェーン「ダンキンドーナツ」の国内全店舗で、レイザーペイでの支払いを受け付ける。

レイザーは、今後数カ月で対応店舗を増やし、今年上半期(1~6月)中に国内でレイザーペイの本格サービスを開始する計画だ。

同社は昨年7月、マレーシアのコングロマリット(複合企業)ベルジャヤ・コープと設立した合弁会社を通じて、同国でレイザーペイのサービスを開始していた。

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