【マレーシア】熱波警報、発令地域が2週間前比で2倍増[社会](2019/02/27)
マレーシア気象局は熱波警報を出した地域が2週間前と比べて2倍の10カ所に増えたと発表した。マレー半島北部のペラ州やクランタン州に集中しており、現在の高温の気象は4月末まで続くと予想している。スターが26日伝えた。
教育省は各地の学校に対し、生徒の屋外での活動を控えさせるほか、水分補給をこまめに行うよう指示した。気象局は国内の熱波警報について3区分設け、注意を促している。最高気温が35度以下は通常とし、3日連続で35度以上~37度未満は「カテゴリー1」、37度以上~40度未満は「カテゴリー2」、40度以上は「カテゴリー3」に分類。これに基づき注意報や警報を発令している。
25日時点でプルリス州の1地域、クダ州の3地域、ペラ州の3地域、スランゴール州の1地域、クアラルンプールの1地域、ジョホール州の1地域の計10地域がカテゴリー1に指定されている。カテゴリー2とカテゴリー3の指定はない。
2月13日以降、カテゴリー1指定の地域は5カ所から10カ所に増えたままで、マレーシア気象局は「マレー半島の西海岸の州と東マレーシアのサバ州で気温上昇がみられる。北東モンスーンが終息するこの時期の特徴といえる」と説明した。
首都圏クランバレーが使用する水の7割を供給しているスンガイ・スランゴール・ダムの貯水量は25日時点で98%を維持している。