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【ベトナム】日本産鶏肉PRイベント、HCM市で開催[食品](2019/02/20)

会場では鶏すきも提供されて人気を博していた=19日、ホーチミン市

会場では鶏すきも提供されて人気を博していた=19日、ホーチミン市

日本の鶏生産・販売業者など約180社・団体が加盟する日本食鳥協会(東京都千代田区)は19日、ベトナム・ホーチミン市で、日本産の鶏肉PRイベントを開催した。セミナーと試食会を通じて、安全性や味をアピールした。

流通・飲食関係者を対象とした同協会のイベント開催は2回目となる。会場の和食店には、地元のホテル・レストラン、流通関係者など約50人が集まった。まずセミナーでは、日本産鶏肉の種類や育成方法、調理方法などを同協会の佐藤実会長が説明。試食会では、手羽元のから揚げ、鶏すき、レバーの串焼きを用意し、来場者に試食してもらった。食品卸を手がける40代の男性は提供された鶏すきについて、「味はもちろん、食感もいい。ベトナムでも人気が出るだろう」と話し、具体的な商談にも意欲を示していた。

日本産鶏肉の輸出先は現在、ベトナム・香港・カンボジアの3カ国・地域のみ。このうち香港には月当たり25万トン程度を輸出しているものの、ベトナムへの輸出は年間で数万トン規模にとどまっている。佐藤会長はベトナムについて、「経済成長とともに富裕層も増加しており、日本の鶏肉業界にとって重要な市場になる」と説明。まず地鶏や銘柄鶏など高品質の日本産鶏肉の売り込みに力を入れたいと話した。

日本食鳥協会はきょう20日、同市のホンバン国際大学で、学生と教師を対象にした日本産鶏肉のアピールを行う予定だ。

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