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【フィリピン】三菱商事系の住宅会社、ラグナで3件目販売[建設](2019/02/22)

三菱商事が出資する住宅開発会社ファースト・パーク・ホームズのウェブサイト

三菱商事が出資する住宅開発会社ファースト・パーク・ホームズのウェブサイト

三菱商事とフィリピンの不動産開発大手センチュリー・プロパティーズ・グループ(CPG)が出資する住宅開発会社が、ラグナ州サンパブロ市で同国3件目の新興中間層向け分譲住宅の販売を始めた。地方のファミリー層に初めての「マイホーム」を提供する事業の一環だ。

三菱商事の広報担当者はNNAに対し、今年1月からサンパブロの住宅販売を開始したと説明した。販売戸数は約1,600戸。販売総額は公表していない。

同担当者によると、今年はフィリピンの合弁会社で4~6件目の住宅開発の開始を検討している。具体的な場所などは明らかにしていない。

三菱商事は2016年、CPGと共同でフィリピンの新興中間層向けの住宅開発に参画すると発表し、合弁会社「ファースト(PHirst)・パーク・ホームズ」を設立した。資本金は10億ペソ(約21億円)で、出資比率は三菱商事が40%、CPGが60%。

合弁会社は向こう5年で住宅計15事業(販売総額570億ペソ、計3万3,000戸)に取り組む予定で、これまでにサンパブロ市のほか、カビテ州タンザ、バタンガス州リパで事業に着手している。1戸当たりの価格は300万~500万円で、タンザとリパでは、それぞれ3,000戸、1,867戸を供給する。

CPGは、1月29日の取締役会で、30億ペソの起債計画を承認。調達した資金の一部はファースト・パーク・ホームズ事業に充てるもようだ。

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