【台湾】TSMCのウエハー不良品、海外顧客に影響も[IT](2019/02/19)

ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)で大量のウエハー不良品が発生した問題で、海外のサプライチェーンに影響を与えるとの見方が出ている。業界関係者は、米エヌビディアやザイリンクス、IC設計中国最大手の海思半導体(ハイシリコン)などの顧客への出荷が滞っていると分析している。18日付経済日報が伝えた。

TSMCは1月末、台南市の南部科学工業園区(南科)に設けている「Fab(ファブ)14B」で、ウエハーの生産に使用するフォトレジスト材料に規格外のものが見つかり、歩留まり率に影響が出ていると明らかにした。原因は、TSMCにフォトレジストを供給する化学メーカーの成分配合ミスとみられている。

問題が出たウエハーは16ナノメートルプロセスと12ナノプロセス用で、TSMCは当初、廃棄処分量は2万枚を超えないとの見通しを立てていた。同社は廃棄処分量を公開していないが、証券筋によると、廃棄処分となったウエハーはファブ14Bの月産能力に相当する10万枚に達する見通しという。

TSMCは問題発覚を受け、大口顧客に対してウエハーの再出荷を通知。うちエヌビディア向けは1万枚を超えるとされる。

■1Q売上高を71億ドルに下方修正

TSMCは15日、ウエハーの歩留まり率低下を受けて、2019年第1四半期(1~3月)の連結業績見通しを下方修正した。売上高は、73億~74億米ドル(約8,070~8,180億円)としていた当初予想を70億~71億米ドルに引き下げた。粗利率も当初の43~45%から41~43%に2ポイント修正。営業利益率は31~33%から29~31%の範囲内とした。

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