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【インドネシア】きちり、ハンバーグ専門の海外1号店開業[サービス](2019/02/13)

「ステーキに使われる上質な牛肉を使う」と話す、いしがまやハンバーグのシェフ=12日、ジャカルタ(NNA撮影)

「ステーキに使われる上質な牛肉を使う」と話す、いしがまやハンバーグのシェフ=12日、ジャカルタ(NNA撮影)

きちりホールディングス(東京都渋谷区)は12日、インドネシアの首都ジャカルタでハンバーグ専門店「いしがまやハンバーグ」の海外1号店を15日に開業すると発表した。商業施設「プラザ・インドネシア」の「ルミネジャカルタ」に設置した。いしがまやハンバーグに加え、同店に隣接して昨年12月にオープンしたミルクティー専門店「CHAVATY(チャバティ)」など複数のジャンルの飲食店を1年以内に5店舗開業する計画だ。

外食産業や不動産業などを展開する地場持ち株会社リズキ・ブクティ・アバディときちりホールディングスとの合弁会社キチリ・リズキ・アバディが運営する。

いしがまやハンバーグでは、オーストラリア産牛肉などを使用したハンバーグを専用の石窯で焼き上げる。ハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)認証は取得していない。席数は96席。ルミネを訪れる中間所得層をターゲットに、客単価を約1,300円と想定している。日本では客単価1,500~1,600円、約20店舗を運営している。

きちりホールディングスが海外で店舗を運営するのはインドネシアが初めて。キチリ・リズキ・アバディの城所将太(きどころ・しょうた)社長は「アジアや欧州連合(EU)域内への進出も検討している」と話した。米国でも2015年に子会社を設立、飲食店の開業を計画している。

きちりホールディングスは、いしがまやハンバーグなどの飲食店を日本で約100店舗営業している。このほか、他業種の企業や自治体の飲食店開業支援や、食材の仕入れ・物流サービスなど飲食事業者の支援事業を展開している。飲食事業者向け支援サービスの導入実績は約400社。将来はインドネシアに進出する日系飲食事業者の支援をすることも視野に入れる。

リズキ・ブクティ・アバディはプラザ・インドネシアや、ルミネジャカルタ内の「ルミネカフェ」の運営にも携わっている。

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