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【中国】春節映画、興収増も動員数は前年割れ[媒体](2019/02/12)

中国の春節(旧正月)連休(4~10日)における映画市場は、興行収入が前年同期を上回る一方で観客動員数が減少した。期間中の興収1位は国産SF作品「流浪地球」だった。

映画専門サイトの猫眼電影によると、春節連休に合わせて封切られた作品は前年の6作から8作に増え、7日間の興収は前年同期比1.4%増の58億元(約940億6,100万円)余りに上った。観客動員は延べ約1億3,000万人で、10.3%減と2桁の落ち込みだった。

内訳を見ると、春節の当日(5日)は興収が13%増の14億4,000万元に達し、1日当たり興収の世界記録を更新。ただ、同日の動員数は2%減となり、前年実績に届かなかった。その後は前年の興収を上回る日はなく、動員数も2桁の減少が続いた。チケット料金の値上がりが興収を押し上げた一方、25歳未満の若い層を中心に観客が離れた。

「流浪地球」は封切り初日が全体4位の興収だったが、右肩上がりに動員を増やし、10日午後時点の累計興収は20億700万元に達した。同日までの累計興収で2位、3位はいずれも国産コメディーの「瘋狂的外星人」(14億4,600万元)、「飛馳人生」(10億4,100万元)となっている。

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