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【インド】起亜自、AP州新工場で試験生産開始[車両](2019/01/31)

アナンタプール新工場で「SP2i」を前に記念撮影する起亜自動車の関係者=29日、アンドラプラデシュ州(同社提供)

アナンタプール新工場で「SP2i」を前に記念撮影する起亜自動車の関係者=29日、アンドラプラデシュ州(同社提供)

韓国の起亜自動車(KIA)は29日、インドの南部アンドラプラデシュ(AP)州に新設したアナンタプールの新工場で、最新のスポーツタイプ多目的車(SUV)「SP2i」の試験生産を始めたと発表した。インドで初の生産拠点が稼働したことにより、同社は2021年までにインド市場でトップ5に入る目標を掲げた。

同地で開かれた記念式典には、チャンドラバブ・ナイドゥ州首相やシン・ボンキル韓国大使、起亜のハンウ・パク社長兼最高経営責任者(CEO)が出席した。同社と州政府は今後、電気自動車(EV)や充電設備などの関連インフラ整備でも協力していく方針で、起亜から州政府に「キア・ソウルEV」と名付けたEVの試作車1台が寄贈された。

稼働を始めた工場の敷地面積は536エーカー(約216.9ヘクタール)で、年産能力は30万台。建設に20億米ドル(約2,187億円)を投じた。最新技術を持つロボット300台以上を導入し、プレス、車体組み立て、塗装などの工程を自動化。従業員3,000人を新規雇用したほか、下請け業者などを含む間接雇用は7,000人余りに上ると説明している。

敷地内には、州技能開発公社(APSSDC)と共同で設立した訓練施設があり、同州の若者向けに自動車製造の基礎を学ぶ機会を提供するという。

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