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【シンガポール】住みやすい都市ランク、14年連続で世界首位[経済](2019/01/31)

人材調査会社の英ECAインターナショナルが29日発表した最新の「アジアの駐在員が最も住みやすい都市ランキング」で、シンガポールは世界首位となった。2005年の調査開始以来、14年連続でトップの座を維持している。

ECAは、世界480以上の都市を対象に◇気候◇医療サービスの受けやすさ◇住宅・公共サービス◇自然災害◇社会的ネットワークへのアクセス◇娯楽施設◇インフラ◇個人にとっての安全◇政情◇大気の質――などを評価。アジアの駐在員にとっての住みやすさの視点から順位付けした。

ECAのアジア地域責任者、リー・クウェイン氏は「シンガポールは優れた施設が多くあり、犯罪率も低く、医療や教育の質も高いほか、すでにたくさんの駐在員が住んでいる」と指摘。「近いうちにランクが下がる事態は考えづらい」とした。

一方、シンガポールとライバル視される香港は41位と、前年から12ランク下落。13年に過去最高の11位となった後、後退傾向が続いている。対照的に中国本土の北京、南京、廈門(アモイ)は過去数年で順位を上げている。

タイとマレーシアの都市も上昇傾向にあり、今回はタイ・バンコクが89位、マレーシアのジョージタウンとクアラルンプールがそれぞれ97位、98位に付けた。

日本では、東京、大阪、名古屋が5位に並んだほか、横浜が10位に入った。大阪は、昨年に大きな被害を出した台風21号の影響を受けたものの、前年から2ランクの下落にとどまり、上位を維持している。

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