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【フィリピン】日本電産シンポ、国内初の減速機生産を開始[製造](2019/01/31)

日本電産シンポ(京都府長岡京市)はこのほど、フィリピンで産業用ロボットの精密制御減速機の生産を開始した。同国内で減速機が生産されるのは初めて。今年末までに、国内外を合わせた減速機の月産能力を計17万台に引き上げる。

減速機は組み立てや半導体の産業用ロボットの関節などに使われる基幹部品。フィリピンでは当初、月産1万~2万5,000台を生産。年内に月産能力を10万台、2020年3月までに12万台に引き上げる。

親会社の日本電産の現地子会社、フィリピン日本電産スービック(ニデック・スービック・フィリピン)のサンバレス州スービック湾自由港にある工場内で生産する。敷地面積は2,000平方メートルで、6月までに5,000平方メートル、12月までに1万1,000平方メートルに拡張する。製品は、日本やスペイン、米国、ドイツなどに輸出する。

日本電産シンポは、フィリピンのほか京都府と長野県上田市に生産拠点を持つ。同製品の18年末時点の月産能力はそれぞれ3万台と2万台で、上田工場は今年、生産能力を増強する計画という。

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