【ベトナム】池田泉州銀行、越への進出支援を強化=頭取[金融](2019/01/28)
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池田泉州銀行の鵜川淳・頭取兼最高経営責任者(CEO)は25日、同行ホーチミン駐在員事務所の開設式典に参加した。同事務所を通じて「近畿地域の企業とベトナムとの結びつきを強めたい」と述べ、取引先企業のベトナム展開を積極的に支援する方針を示した。
ベトナムでの駐在員事務所の開設は、近畿の地方銀行としては初めてとなる。事務所は1区グエンフエ通りのオフィスビル「サンワタワー」に設置し、昨年11月から業務を開始している。
ホーチミン駐在員事務所の齋藤佑樹所長によると、ベトナムに進出している同行の取引先企業は約170社に達している。そのうち約7割がホーチミン市を中心とする南部地域への展開だが、今後はハノイなど北部地域を含む国内各地でも、取引先の支援を拡充していくという。
同行はこれまで、ハノイに本店を置くベトコムバンクとホーチミン市に本店を置くホーチミン市開発銀行(HDバンク)と提携し、現地情報や金融サービスの紹介などを手がけてきた。駐在員事務所の開設により、ベトナム進出支援のほか、貿易・投資・金融・経済状況の情報提供、投資環境の調査など、サービス拡充を図る。
池田泉州銀行は、2006年に中国の江蘇省蘇州に駐在員事務所を開設しており、ホーチミン事務所は同行2カ所目の海外拠点となる。このほか、タイやインドネシア、ミャンマー、インドなどアジア12カ国・地域の現地銀行と提携している。