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【ベトナム】NTT、ビンズオンのスマート都市計画開始[IT](2019/01/25)

NTT東日本グループのNTTベトナムは24日、南部ビンズオン省でベトナム技術通信社(VNTT)との間で協力する同省のスマートシティー計画に関する投資証明書の授与式を開催した。式典にはNTT東日本の井上福造社長や在ホーチミン日本総領事館の河上淳一総領事、同省人民委員会のチャン・バン・ナム主席などが出席した。

NTTベトナムは、ビンズオン省のスマートシティー計画でICTソリューションを提供する。写真は投資証明書授与式であいさつをするNTT東日本の井上社長=24日、ビンズオン省

NTTベトナムは、ビンズオン省のスマートシティー計画でICTソリューションを提供する。写真は投資証明書授与式であいさつをするNTT東日本の井上社長=24日、ビンズオン省

これによりNTTベトナムと、ベカメックスIDC(国営工業投資開発公社)と国営ベトナム郵政通信グループ(VNPT)の合弁会社であるVNTTによる通信基盤と情報通信技術(ICT)ソリューションの提供を目的とする同プロジェクトがスタートする。

両社は昨年6月に事業協力契約を締結しており、投資総額は1億7,000万米ドル(約186億3,500万円)に上る。ビンズオン省は省をあげてスマートシティープロジェクトを推進しており、昨年はベトナムの都市で唯一、インテリジェント・コミュニティー・フォーラム(ICF)のメンバーに選出され、世界のスマートシティー開発戦略地域21都市の一つに選ばれた。

NTT東日本の井上社長はあいさつで、日本では昨今モノのインターネット(IoT)がさまざまな産業や地域社会に拡大していると紹介。街づくりに力を注ぐビンズオン省の発展に多くの日本企業が寄与していることを挙げ、「ICT分野においては、NTTグループが力を発揮する場が存分にある」と述べた。また既に同省に人員を配置しており、事業スタートの準備は整っていると話し、NTT東日本が同省のスマートシティー化を後援すると約束した。

NTTベトナムとVNTTによる協力プロジェクトの開始を鏡開きで祝う関係者ら=24日、ビンズオン省

NTTベトナムとVNTTによる協力プロジェクトの開始を鏡開きで祝う関係者ら=24日、ビンズオン省

同日に併せてビンズオン省で進められている第2データセンターの建設において、事業性検討の合同実施に関する覚書を締結した。

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