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【香港】広東省の工場、春節前に早期の生産停止も[経済](2019/01/21)

米中貿易摩擦を背景とした受注の減少などを受け、広東省にある多くの工場が春節(旧正月、今年は2月5日から)連休を前に、例年より早く生産を停止したり、従業員の解雇に乗り出したりしているようだ。19日付信報が伝えた。

広東省東莞市に工場を設ける香港企業によると、春節の1カ月余り前から休みに入っているメーカーもある。工場の早期生産停止によるあおりを受けて、市内の多くの小売店や飲食店が営業を停止しているという。

デンマークのコンテナ海運最大手A.P.モラー・マースクは昨年11月、米中貿易摩擦の影響でコンテナ輸送の需要が減っていると発表。広東省東莞市にある同社のコンテナ工場の従業員によると、工場は昨年12月初めから操業を停止しており、1月には従業員2,000人を対象にリストラも行われた。

関係者によると、広東省は輸出量が多いことから、貿易摩擦の影響は大きい。多くの企業が受注の大幅な減少といった経営課題を抱えているという。

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