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【ベトナム】18年の訪日ベトナム人、39万人で記録更新[観光](2019/01/17)

日本政府観光局(JNTO)が16日発表した訪日外国人旅行者の統計によると、2018年に日本を訪れたベトナム人は前年比26.0%増の38万9,100人(推計値)に上った。17年の実績を8万人上回り、過去最高を更新した。

4月に単月として過去最高となる5万299人を記録したほか、2月を除き、前年同月比2桁増の伸びを示した。JNTOは、ベトナムでは団体旅行の割合が高いことから、現地の旅行会社に向けた取り組みを強化。訪日旅行への需要喚起と新たな観光コンテンツの訴求を軸に、セミナー商談会や旅行会社の招請、旅行会社と連携した訪日旅行促進キャンペーンなどを実施した。

また、一般消費者向けには、イベントや旅行博への出展、ベトナム語の公式ウェブサイトや会員制交流サイト(SNS)「フェイスブック」を通じて、季節ごとの日本各地の魅力に関する情報を配信し、訪日旅行の魅力の訴求と地方への誘客の拡大を図った。

18年の訪日旅行者を国・地域別にみると、中国が前年比13.9%増の838万100人で首位となった。東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国では、タイが14.7%増の113万2,100人で最多。以下、◇フィリピン=18.8%増の50万4,000人◇マレーシア=6.5%増の46万8,300人◇シンガポール=8.2%増の43万7,300人◇インドネシア=12.7%増の39万6,900人◇ベトナム――の順で続いた。ベトナムは人数ベースでは最下位となったものの、最大の伸びを示した。

同期の訪日外国人総数は8.7%増の3,119万1,900人。初めて3,000万人を突破し、JNTOが統計を取り始めた1964年以降で最多となった。

■12月は24%増

12月単月の訪日ベトナム人は、前年同月比24.0%増の2万4,400人で、12月として過去最高を記録した。ASEAN主要6カ国の中で最大の伸びを示した。

同月の訪日外国人総数は4.4%増の263万1,800人。これまで12月として過去最高だった前年同月を11万人余り上回った。

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