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【シンガポール】隣国出国車の燃料規定、ディーゼル車も対象に[車両](2019/01/07)

シンガポール移民局(ICA)は2日、シンガポールで登録された車両が陸路で隣国のマレーシアに出国する際、タンクに4分の3以上の燃料が入っていなければならないとする規制(通称「4分の3タンク・ルール」)を、ディーゼル車にも適用すると発表した。4月1日から導入する。

現在は、ガソリン車と圧縮天然ガス(CNG)車だけが同ルールの対象となっている。シンガポールに比べて燃料価格が安いマレーシアで給油する自動車が多いことが背景にある。

シンガポール政府は2017年2月に発表した17年度(17年4月~18年3月)予算案で、環境保護政策の一環としてディーゼル車への課税制度を見直すと発表。それまでディーゼル税は1台ごとに一律で徴収する仕組みだったが、燃料消費量に応じて課税する新制度を導入した。

今回の4分の3タンク・ルール見直しはこうした動きの一環で、運転手に燃料の消費抑制に対する意識を高めてもらうのが狙い。規定に違反した場合は最大500Sドル(約4万円)の罰金が科される。悪質な場合はシンガポールからの出国が認められないほか、起訴される可能性もある。

ICAは、物流・輸送業界向けに新規定の周知活動を実施している。

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