【香港】啓徳の官有地競売、落札価格は1割下落[建設](2019/01/04)

香港政府地政総署は12月27日、九龍・啓徳(カイタク)の旧滑走路に位置する住宅用地を巡る官有地競売について、中国本土系のデベロッパー、中国海外発展(深セン市)の子会社が、80億3,388万HKドル(約1,134億円)で落札したと発表した。香港文匯報などによると、延べ床面積で計算した1平方フィート(約0.09平方メートル)当たりの取得価格は、11月に競売結果の発表があった同じエリアの宅地に比べ1割余り下落。住宅価格の下落基調が続く中、デベロッパーが入札に慎重になっているとの見方もある。

用地面積は9,048平方メートルで、建設可能な建物の延べ床面積は最高5万5,192平方メートル。中国海外が啓徳の用地を取得するのは、2013年6月以来約5年半ぶり。120億HKドルを投じ、高級住宅を開発する計画だ。

中国海外によると、1平方フィート当たりの取得価格は1万3,523HKドル。11月に競売結果が発表された宅地に比べ約13%下落し、2年前と同等の水準に落ち込んだ。

業界関係者は相場の下落について、「米中貿易摩擦の先行き懸念で住宅市況が低迷し、デベロッパーが土地の取得に対し警戒を強めている可能性がある」と指摘。1月中旬にはビクトリア湾に面した旧滑走路の別の宅地が競売に掛けられる予定で、各社がその土地の落札に向けて資金の投入を抑えたことも背景にあると述べた。

市場では、1月中旬に競売に掛けられる予定の宅地の落札価格が最高123億HKドルに達すると予想されている。延べ床面積で計算した1平方フィート当たりの取得価格は、1万8,000~1万9,000HKドルになるとみられる。

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