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【台湾】勤美、台中で台湾初「インターコンチ」開業へ[観光](2018/12/26)

不動産デベロッパーの勤美集団(CMPグループ)は24日の董事会(取締役会)で、45億600万台湾元(約162億円)を投じて台中市で新たに高級ホテル「勤美洲際大飯店」を建設する計画を承認した。新ホテルは、ホテル運営世界大手の英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)が展開する高級ブランド「インターコンチネンタル」を誘致したもので、台湾での同ブランド1軒目となる。

工商時報などが伝えた。勤美によると、勤美洲際大飯店は18階建てで客室数は203室。宿泊料金は6,000~8,000元を見込み、台中エリアの5つ星ホテルでは最高級に位置付けられる。建設は建設台湾大手の大陸工程(コンチネンタル・エンジニアリング)に委託し、2019年第1四半期(1~3月)の着工、22年末の開業を予定している。

勤美は台中で「全国大飯店(ホテル・ナショナル)」と「台中金典酒店」のホテル2軒を運営しており、勤美洲際大飯店は台中で運営する3軒目のホテルとなる。証券関係者によると、既存のホテル2軒は年間売上高が計17億~18億元でいずれも黒字経営。新ホテルが開業すれば、同社のホテル事業は売上高が30億元を上回り、グループの安定した収益源になると見込まれる。

勤美は、台中の緑地「草衙道」で開発を進めている住宅や美術館などの複合エリア「勤美之森」の全体的な開発計画に合わせ、勤美洲際大飯店の建設を決定した。総面積7,200坪の勤美之森は2期に分けて開発が進められ、第1期では4,200坪に同ホテルのほか高級住宅や美術館、日本人建築家の隈研吾氏が設計する教会などを設け、第2期ではタワーマンション3棟の建設を計画している。

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