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【中国】中古車取引、3年連続で過去最高へ[経済](2018/12/24)

中国商務省市場建設局の鄭書偉局長は22日、今年の中古車取引台数は3年連続で過去最高を更新するとの見通しを明らかにした。今年1~10月は1,132万9,000台で、前年同期比13%増えている。

新華社電が伝えた。鄭局長は、商務省が中心となりその他の中央省庁や地方政府の商務部門幹部が参加して開かれる「全国商務作業会議」の場で中古車市場について説明した。

中古車市場は2016年に1,000万台の大台を突破。さらに17年は、地域を跨いでの販売を制限する各種規制の緩和などにより1,200万台超に拡大している。

鄭局長は、先進国では一般的に中古車と新車の販売の比率は1.5対1となっていると説明。一方で中国は中古車販売の新車販売に対する比率は43%にとどまっており、今後さらに発展の余地があると指摘した。

鄭局長は今年の新車市場についても言及し、通年の販売台数は前年比でマイナスになると予測した。その上で、中長期的には国民の収入増加や普及台数が人口1,000人当たり170台と少ないことなどから、「自動車消費の発展余地はまだ大きい」と語った。

ほか全国商務作業会議では、鍾山商務相が今年の消費や貿易、海外からの直接投資(FDI)、米中貿易摩擦などについて報告した。また同省対外貿易局の宋先茂副局長が、今年の貿易総額は2兆米ドル(約222兆円)を突破し、過去最高を更新するとの見通しを示した。

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