【ミャンマー】ヤンゴン―ピー線の改修工事、年初に入札へ[運輸](2018/12/18)
ミャンマー国鉄(MR)は、最大都市ヤンゴンと中部バゴー管区ピーを結ぶ都市鉄道の改修工事の入札を2019年初頭に実施すると発表した。ミャンマーの国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが16日伝えた。
ヤンゴン―ピー路線の改修事業費は2億米ドル(約227億円)を予定。アジア開発銀行(ADB)と欧州投資銀行(EIB)の支援で実施する。着工は20年、工期は3年間を予定する。
ミャンマー国鉄はヤンゴン―ピーのほか、◇ヤンゴン―第2の都市マンダレー◇マンダレー―北部カチン州ミッチーナ◇ヤンゴン―東部モン州モーラミャイン◇ヤンゴン環状線――の4路線を優先的に改修する方針を示している。日本が支援するヤンゴン―マンダレー線とヤンゴン環状線の改修は、24年、30年までにそれぞれ終了する見通しだ。
ミャンマーでは、鉄道事業への支出が国内総生産(GDP)に占める割合が1.5%と、世界平均の約6%を大きく下回る水準にとどまっている。国鉄の担当者は「経済成長を促進するためにも、鉄道への投資を拡大する必要がある」と述べた。