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【シンガポール】陸上庁、駅で自律走行警備ロボットを試験導入[運輸](2018/12/10)

シンガポールの陸上交通庁(LTA)は5日、MRT(地下鉄・高架鉄道)駅で不審者や不審物がないか監視する自律走行型警備ロボットを導入すると発表した。同日からMRT北東線ホーガン駅で試験的に稼働させている。

今回の取り組みは、国民全員がテロ対策に参画することを目指す政府の取り組み「SGセキュア」の一環。同ロボットは「インシデント対応車両(IRV)」と呼ばれるもので、シンガポールの防衛・航空機整備大手シンガポール・テクノロジーズ(ST)エンジニアリングが開発した。カメラやセンサー、衛星利用測位システム(GPS)などを搭載しており、事前に設定した範囲で駅周辺を自律走行しながら、周辺を360度監視する。カメラで撮影した映像は、LTAのオペレーションセンターにリアルタイムで配信される。

LTAは、既存の監視システムや警備員に代わるセキュリティー対策としてIRVを実用化できるかどうか探りたい考え。将来的には、IRVに動画・音声分析技術も搭載する計画だ。

MRTホーガン駅で試験導入された自律走行型警備ロボット(LTA提供)

MRTホーガン駅で試験導入された自律走行型警備ロボット(LTA提供)

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