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【タイ】11月CPIは0.9%上昇、3カ月連続減速[経済](2018/12/04)

タイ商務省が3日発表した11月の消費者物価指数(CPI、422品目、2015年=100、速報値)は102.40で、前年同月比0.9%上昇した。上昇は17カ月連続。ただ伸び率は3カ月連続で鈍化した。非食品部門の伸びが4カ月連続で減速したことなどが響いた。

商務省は、原油高でエネルギー関連価格が24カ月連続で上昇する一方、伸びが鈍化したことが非食品部門の減速につながったと指摘した。1~11月のCPI平均は前年同期比1.1%上昇。通年のCPIは商務省予測の「前年比0.8~1.6%」に収まるとみている。来年1~3月のCPIについては、エネルギー価格の上昇と消費拡大が続き、上昇すると予測した。

11月のCPI上昇率を品目別に見ると、構成品目全体の64%を占める非食品部門は前年同月比0.9%上昇した。プラス成長は26カ月連続。主な品目では、運輸・通信のうち石油燃料が4.8%上昇。通信は0.1%下落した。

食品・飲料部門は1.0%上昇。上昇は5カ月連続で、伸び率が21カ月ぶりに1.0%台に拡大した。米・粉製品が4.1%、調味料が2.2%上昇した。果物・野菜は3.3%下落した。

振れ幅の大きい生鮮食品とエネルギーを除いたコアCPIは0.7%上昇。エネルギーは3.3%、生鮮食品は0.3%上昇した。

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