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【シンガポール】国内卸売り販売、7~9月期は27%上昇[経済](2018/11/21)

シンガポール統計局が20日発表した7~9月期の国内向け卸売り販売額指数(2017年=100、速報値)は、名目で前年同期比26.6%上昇の121.9だった。4~6月期の10.1%上昇(改定値)から伸びが大幅に加速。原油価格の上昇により石油・石油製品の販売額が増加したことが背景にある。

7~9月期の指数は、物価変動を除いた実質では2.6%上昇の102.2。前期比(季節調整済み)では、名目で9.6%、実質で2.9%上昇している。

項目別(名目)では、全12項目のうち8項目でプラスだった。中では石油・石油製品が54.8%上昇した。前期の22.4%上昇から大きく加速している。

家庭用品・家具、化学・化学製品はそれぞれ20.7%、14.5%上昇した。いずれも4~6月期から加速し2桁のプラスとなっている。通信・コンピューターは10.8%上昇。ただ前期の12.9%からはやや鈍化した。

一方、金属・木材・建材は8.7%下落。ただ4~6月期(20.1%下落)からはマイナス幅が大きく縮小した。運輸機器もマイナス幅が縮小し、0.7%下落となった。産業・建設機器は5.4%下落と、4~6月期(3.4%下落)からマイナス幅が拡大している。

■海外向け卸売り指数は19%上昇

海外向けの卸売り販売額指数(17年=100、速報値)は、名目で前年同期比19.1%上昇の117.6、実質で0.4%下落の101.6だった。

項目別(名目)では、全12項目のうち8項目で前年同期を上回った。最も上昇率が高かったのはやはり石油・石油製品で、47.7%上昇した。ただ4~6月期の52.3%からは鈍化している。

一方、マイナス幅が最も大きかったのは金属・木材・建材で、14.6%下落した。

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