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【フィリピン】サンミゲル決算、全部門好調で2割増益[経済](2018/11/15)

フィリピンの財閥サンミゲル・コーポレーション(SMC)は13日、2018年1~9月決算の売上高が前年同期比28%増の7,611億7,300万ペソ(約1兆6,350億円)、純利益が20%増の524億500万ペソだったと発表した。石油などの燃料や食品・飲料などの全部門が2桁の増収となり、利益を押し上げた。

子会社で売上高が最も大きい石油元売りのペトロンは、原油高を背景に売り上げを大きく伸ばした。フィリピン国内での売上高は1%増だったが、マレーシアの小売り事業が10%増だったほか、石油化学事業も増収に貢献した。

ビールや蒸留酒などを含む食品・飲料部門のサンミゲル・フード・アンド・ビバレッジ(SMFB)、発電SMCグローバル・パワー・ホールディングス、包装サンミゲル・パッケージング・グループ、インフラ部門SMCインフラストラクチャーは、売上高、営業利益がそれぞれ2桁増えた。

SMCは、食品・飲料事業の拡大に向けSMFB株の一部をこのほど上場。1株85ペソで4億6,108万株を売り出し、392億ペソの売却益を確保した。

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