【台湾】KYBと川金の改ざん製品、台湾の33物件で確認[建設](2018/11/14)

油圧機器メーカーのKYBと素形材事業や土木建築機材事業などを手掛ける川金ホールディングス(埼玉県川口市)が免震・制振装置の検査データを改ざんしていた問題で、台湾の建設行政を監督する内政部(内務省)営建署はこのほど、9日までに行われた調査で、改ざんがあった対象製品が設置された物件が行政院(内閣)直轄6市で計33件確認されたと発表した。

中央通信社などが伝えた。営建署は2社のほか、各自治体や関連の業界団体が提供した資料を参考に調査を実施している。9日までに対象製品の設置が確認された物件は台北市11件、台南市9件、新北市5件、台中市5件、高雄市2件、桃園市1件の計33件。川金HDはNNAに対し、「このうち、われわれの製品が設置されている物件は6件との報告を受けている」と述べた。

既に安全性に影響がないことが確認された物件は23件。残り10件の物件については、構造設計を担当した建築士が既に亡くなっていることから、関連の業界団体に安全性の確認を依頼しているという。また、新竹県や彰化県など10県市では2社の製品は使用されていないことも明らかになった。

営建署によると、10の自治体・業界団体が提供した資料に、2社のデータとの不一致が見られることから、引き続き提供された資料を精査していく方針。2社には引き続き、説明責任を果たし、問題の処理に当たるよう要求したという。

このほか、川金HDの台湾での販売代理店を務める精密機器業者のキョウ承精密(ウェル・リンク・インダストリー、キョウ=力3つ)とKYBグループのKYBシステムマシナリーの台湾法人が今後、台湾における物件所有者や当局との連絡窓口になることが、担当者への取材で明らかになった。

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