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【台湾】ゴゴロ、グッドデザイン賞金賞を受賞[車両](2018/11/02)

グッドデザイン賞の授賞式に臨むゴゴロの陸学森CEO(モニター中央)=10月31日、東京(睿能創意提供)

グッドデザイン賞の授賞式に臨むゴゴロの陸学森CEO(モニター中央)=10月31日、東京(睿能創意提供)

日本デザイン振興会は10月31日、2018年度のグッドデザイン賞を発表し、睿能創意(ゴゴロ)の展開する電動スクーター「Gogoro Smartscooter(ゴゴロ・スマートスクーター)」がグッドデザイン金賞を受賞した。台湾企業の金賞受賞は初めて。

受賞対象となったのは、ゴゴロ・スマートスクーター「Gogoro1(ゴゴロ1)」「ゴゴロ2」シリーズのほか、スマートフォンを近づけて車両上のボタンを押すだけで起動が可能になるシステム「iQ System(アイキューシステム)」と電池交換スタンド「GoStation(ゴーステーション)」。

審査委員は、「ゴゴロは台湾の高密度なバイク環境への配慮からスタートし、エネルギー管理やビッグデータ、盗難防止などを含むスマートプラットフォームを構築している」と指摘。ゴゴロの電池交換方法とビジネスモデルが、台湾以外の都市にも広がり始めている点も評価した。

ゴゴロの創業者、陸学森・最高経営責任者(CEO)は、「ゴゴロのビジョンはエネルギーの分配と利用方法を新たに生み出し、都市をよりクリーンでスマートにすることにある。金賞を受賞したことによって、次世代のクリーンな都市の創造に向けて積極的に行動することが重要な任務であると認められた」とコメントした。

■ASUSは9製品が入賞

グッドデザイン賞にはこのほか、パソコン(PC)世界大手の華碩電脳(ASUS)の9製品が選ばれた。受賞対象製品は、軽量ノートPC「ZenBookS(ゼンブック・エス)」やスマホ最新機種「ZenFone(ゼンフォン)5」など。

2018年度のグッドデザイン賞は31カ国・地域から4,789点の作品が応募。1,353点の受賞作が選ばれた。大賞は奈良の特定非営利活動法人おてらおやつクラブによる「おてらおやつクラブ」が受賞。金賞はゴゴロをはじめ19点だった。

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