【中国】民営・零細企業向け融資、当局が後押し強化[金融](2018/10/31)

中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は、中国共産党と政府による民営企業・小規模零細企業重視の方針に基づき、これらの企業に対する銀行など金融機関の融資をさらに後押ししていく方針だ。銀保監会の王兆星副主席が30日の記者会見で明らかにした。

王氏は、1社当たりの与信額が500万元(約8,060万円)を下回る小規模零細企業向け銀行貸出金の残高が9月末時点で8兆9,000億元超と、前年同期比19.8%増えるなど、銀行の民営企業・小規模零細企業向け融資が進んでいることを示すデータを挙げた。その上で、民営企業はなお資金調達難と調達コストの高さに直面しているとして、銀行や保険会社が民営企業に対するサービスを一層強化するよう、さらなる奨励策を進めると説明した。

施策として王氏は、監督管理面から民営企業・小規模零細企業向け融資を奨励するほか、銀行や保険会社に対し、経営戦略や顧客市場の位置付けで民営企業・小規模零細企業をより一層重視するよう指導していく方針を示した。

さらに人事考課面で、民営企業・小規模零細企業向け融資やサービスで実績を上げた従業員に高評価を与えるよう金融機関に求めていく考えを表明。民営企業・小規模零細企業向け融資でリスクや損失が出た場合でも、融資担当者や管理責任者が職責を全うしていれば免責すべきとも述べた。新規貸し出しに際し、民営企業・小規模零細企業の比重を今後さらに高めさせる方針も示した。

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